過払い金は借金で払い過ぎた利息のことで、取り戻せる条件を満たす人はそのお金で借金を減額したり、完済したりすることができます。
Hさん(38歳女性)はパートタイマーとして働いており、年収は250万円です。
Hさんが過払い金請求で借金を減額した体験談を紹介します。
Hさんの借金減額体験談
私の趣味は映画鑑賞で、休みの日は気分転換を兼ねてよく映画館に足を運んでいます。
私は38歳ですが、若い頃に自己投資のために借金がなかなか減らず、このままずっと身を削って支払いを続けていかなければいけないのだろうかと心配になりました。
なんだか怖くて、不安になってしまった私は、友人に相談することにしました。友人はいろいろ調べてくれて、過払い金請求をすればいいとアドバイスをくれました。
そこで、私は勇気を出して過払い金請求をしてみることにしました。しかし、私は心配性な性格で、自分でやるのが怖かったので、弁護士事務所に相談することにしました。
弁護士の先生は、私が納得いくまで、親身になって相談に乗ってくださり、私の代わりに金融業者と交渉してくれました。そして、なんと、私が借りたお金の利息が高すぎることが分かり、約30万円もの過払い金があることがわかったのです!
弁護士の先生は、その過払い金を銀行から取り戻す手続きをしてくれました。私は、弁護士の先生に高額なお礼のお金を払わなければならないのかと心配しましたが、先生からは「成功報酬」という形で、戻ってきたお金の20%の手数料をいただくだけでいいと言っていただきました。
そして、数ヶ月後、金融業者から30万円が戻ってきたのです。私は本当に感激して、過払い金請求をしてよかったと思いました。もし、友人に相談しなかったら、今でも毎月の支払いに苦しみ続けていたかもしれません。
過払い金請求は、自分でやるのが怖い人でも、弁護士の先生が親身になってサポートしてくださるので、安心して依頼できると思います。私自身がそのことを実感し、弁護士の先生に感謝しています。
過払い金請求を自分でするとおこること
自分で過払い金請求をすると、弁護士や司法書士といった専門家に手数料や成功報酬を支払う必要はありません。しかし、過払い金請求を専門家ではない個人が行うのは手間に対してメリットが少ないのが事実です。
Hさんは心配性な性格が幸いして弁護士事務所に依頼したそうですが、原則として過払い金請求は自分でおこなわず専門家にお任せすることをオススメします。理由は以下の通りです。
- 2か月から4か月程度取り戻しまでにかかる
- 本来の30%程度しか過払い金がもどらない
6か月から1年程度取戻しまでかかる
個人が司法書士や弁護士のようなスピード感で過払い金の請求を進めるのは非常に難しいと言えます。一番は引き直し計算という方法で過払い金の請求金額を出す作業です。
エクセルのフリーソフトをインターネットからダウンロードすれば誰でも行うことはできますが、素人が間違えずにやるのは簡単とは言えず時間もかかると考えた方がいいです。
また、貸金業者は専門家ではない個人からの過払い金請求は後回しにしがちなので、弁護士や司法書士が行うと2か月から半年程度で過払い金問題が解決するのに対して、個人で行うと6か月から1年程度は目安として時間がかかります。
本来の30%程度しか過払い金がもどらない
個人で過払い金請求をした場合に、取り戻せた過払い金が100%というのはなかなか難しく、本来取り戻せたはずの金額の30%程度しか戻らなかったということもよくあります。
和解が成立しなければ裁判所に出廷する必要がありますが、弁護士なら代理で出廷してもらえますし法律の専門家として不明点が適時アドバイスしてくれます。
自分でもできはするのでもったいなく感じてしまう手数料や成功報酬ですが、戻って来る過払い金はそれらを差し引いても手元に戻る金額の方が多いということがほとんどです。法律の専門家にぜひお願いするべきです。
弁護士や司法書士に支払う手数料・成功報酬より、戻って来る過払い金の方が多いということがほとんどです。