過払い金があるかって自分で確認できないのかな?
過払い金の無料?診断っていうのがあるみたいだけど・・・
(無料ってつくからあやしまれることが多いんだよなぁ)
本当にあやしくないなら詳細とやり方を知りたい!
過払い金の無料診断を受けた人の6割近くは、あやしいと思っていたと答えています。
ただし、その内の9割近くが説明を受けると納得してあの時無料診断を受けてみてよかったと言います。
この記事では、過払い金無料診断の実態と、不安な方のために過払い金があるかどうかをまずは自分で確認するやり方を解説します。過払い金の無料診断を理解して、変な悪徳業者にだまされないようにしましょう。
過払い金があるか自分で確認するやり方
司法書士事務所•弁護士事務所•相談センターなどで過払い金相談をする前に、過払い金があるかどうかを知りたいという人は4つの確認事項をチェックしてみてください。
- 2010年より前の借金である
- 借り入れの金利が20%以上である
- 現在返済中か10年以内に完済した
- 何度も借金して完済している
2010年より前の借金である
2010年より前に貸金業者からお金を借りたことがある人は、払い過ぎた利息である過払い金が発生している可能性が高いです。
過払い金が発生しているかは、借りた会社がどこで、借り入れをはじめたのはいつかによりちがいます。
アコム | 2007年6月18日までの借り入れ |
プロミス | 2007年12月19日までの借り入れ |
アイフル | 2007年8月1日までの借り入れ |
レイク | 2007年12月2日までの借り入れ |
イオン | 2007年3月10日までの借り入れ |
エポス | 2007年4月15日までの借り入れ |
セゾン | 2007年6月10日までの借り入れ |
JCB | 2005年までの借り入れ |
借り入れの金利が20%以上である
借り入れした年月が2010年6月17日までであること加えて、借り入れの金利が20%以上なら過払い金が取り戻せる可能性があります。
過払い金が発生する理由は、法律の改正があいまいだった時に高額な金利で貸し付けていた借金の余分な利息が戻ってくるからです。
借金をしているのにお金が戻ってくるなんて怪しい、という方も年月と金利を確認してみてください。発生している過払い金は自分から請求しないと戻ってきません。
現在返済中か10年以内に完済した
過払い金には、返済もしくは借り入れから10年以上が経過すると取り戻せなくなる時効があります。
2010年より前に借り入れをしている人が返済中ならば過払い金が発生している可能性が高くなります。完済していても過払い金は請求でき、その場合には返済日から10年が経過しているかどうかで請求できる権利がなくなる可能性があります。
何度も借金して完済している
何度も同じ貸金業者から借り入れと返済を繰り返している人は、繰り返しの取り引きが一連のものと扱われます。
一番始めの取り引きが10年より前の取引だとしてもまだ過払い金を取り戻せるチャンスがあるので確認してみるべきです。
複数回の取り引きが一連のものかどうか判断するのは素人には難しいので、司法書士や弁護士に相談することをおすすめします。
過払い金の無料診断をする前に確認しておくこと
診断ツールの運営元を確認する
過払い金の無料診断をおこなっているのは、弁護士や司法書士事務所がほとんどですが、中には悪徳業者が運営している診断ツールがあります。
悪徳業者のねらいは、過払い金の無料診断にみせかけて全く別の会員登録をさせるなどして個人情報を抜き取ることです。
悪徳業者にひっかからないように無料診断をする前にそのツールを提供していのはどこか運営元を必ず確認するようにしましょう。
弁護士や司法書士事務所の評判を確認する
無料診断をおこなう前に実体験にもとづいた口コミや事務所の評判を確認するとよいです。
弁護士や司法書士事務所がおこなっている無料診断だからと安心してはいけません。無料診断といいながら相談料を請求したり、診断のはずが気が付けば契約に進んでしまい、過払い金請求がおこなわれてしまいクレジットカードが使えなくなったという人がいます。
過払い金の無料診断をするときの注意点
過払い金があるかどうかを調べる方法には「自分で必要な情報を請求して調べる方法」と「専門家に依頼する方法」の2種類があります。
無料診断は過払い金があるかどうかと推定金額を知るためのものでしかないことに注意しましょう。
自分で過払い金を調べる場合
過払い金があるかどうかを自分で調べるために、貸金業者からこれまでの借金の取引記録を取り寄せる必要があります。
貸金業者から取引記録をもらうときに、過払い金を計算するためだといってはいけません。貸金業者に事前に知られてしまうと過払い金を請求して断らるリスクれがあります。
自分で過払い金を計算すると、計算間違いをして過払い金が少なくなったり、もらえなくなってしまったりします。費用や手間をかけずに、なるべく多くの過払い金を取り戻したい人は過払い金の無料診断で過払い金の有り無しを調べてくれる弁護士・司法書士に依頼をするべきです。
専門家に無料診断を依頼する場合
過払い金の無料診断を依頼する前に、契約の有り無しや診断を依頼するとどこまで契約が進むのかをしっかり確認します。
過払い金請求をすると、これまで使えていたクレジットカードが使えなくなったり消費者金融を利用できなくなったりします。
過払い金請求を債務者(あなた)の同意なしに進めてしまうと、クレジットカードが使えなくなったり調査費用を請求されて困ってしまいます。
無料診断を実際にする場合
過払い金の無料診断では、過払い金があるかどうかとおおよその金額はわかります。
しかし、過払い金の正確な金額は過払い金返済額を調べるために必要な取引履歴を取り寄せ、引き直し計算をしてみないとわかりません。
無料の過払い金診断をおこなっている事務所によっては、過払い金の無料診断の時点で過払い金があると断定し、取り戻せる金額を伝えてくることがあります。実際に計算するまではそれが正確な金額だとは限らないため、注意する必要があります。
無料診断のあとに過払い金請求をする流れ
弁護士・司法書士の法律事務所に過払い金請求の相談連絡をいれます。
相談料は時間ごとに違い、30分~60分につき5,000円程度を相場とする法律事務所が多いですが、無料の法律事務所もあるので確認するとよいです。
弁護士・司法書士の法律事務所に過払い金請求の依頼・契約を行います。
依頼すると同時に着手金がかかります。貸金業者1社につき2万円~3万円程度が相場とされています。
弁護士・司法書士から貸金業者宛てに過払い金請求をしてもらいます。
弁護士・司法書士に貸金業者と過払い金の返還額や支払い期限を交渉してもらいます。
交渉には基本報酬がかかり、貸金業者1社につき2万円~3万円程度が相場とされています。
和解できなければ、弁護士・司法書士に裁判をおこしてもらいます。
裁判費用は実費です。
弁護士・司法書士に依頼する場合は、戻ってきた過払い金に対して成功報酬が発生します。
和解で取り戻したら過払い金の20%、裁判で取り戻したなら過払い金の25%を上限として支払います。