過払い金は借金で払い過ぎた利息のことで、取り戻せる条件を満たす人はそのお金で借金を減額したり、完済したりすることができます。
Eさん(55歳女性)はトラック運転手をしています。
Eさんが過払い金請求で借金を減額した体験談を紹介します。
Eさんの借金減額体験談
今回は、私が過払い金請求で借金を完済した体験談を紹介したいと思います。私の体験談が、借金で悩んでいる人たちの刺激になれば幸いです。
数年前、私はトラック事故で怪我をしてしまい、しばらく入院することになりました。その間、収入がストップし、借金が積み重なるようになりました。どうしたらいいのかわからなかったのですが、このままでは生活が成り立たないと思ったのです。
そこで、弁護士と司法書士に相談することにしたんです。過払い金請求の法的な流れや、正しい請求の仕方などを教えてもらいました。一人ではどうしようもないと思っていたので、彼らの協力には感謝しています。
私は彼らのアドバイスに従い、過払い金請求の手続きを開始しました。簡単ではありませんでしたが、彼らの指導とサポートにより、過払い金の請求に成功し、借金を大幅に減らすことができました。
その結果、私はとても安心し、感謝しています。長く困難なプロセスでしたが、率先して助けを求め、行動を起こしてよかったと思います。今は、借金のことを心配することなく、趣味のバイクに乗ることにようやく集中できるようになりました。
もしあなたが借金で悩んでいるなら、迷わず助けを求めてください。過払い金請求の手続きを案内してくれる専門家がいます。
過払い金とは
過払い金とは、払い過ぎた利息のことです。過払い金は2010年より前に貸金業者から借り入れしている人なら完済済みでも発生している可能性があります。
006年に利息制限法(上限を超えた金利は無効とするという法律)の改正が決まると、2007年にはアコムやプロミスといったよく知られる消費者金融・クレジットカード会社は金利を改訂しました。
2010年6月に利息制限法が施行されると、ギリギリまで高金利で貸付していた会社も金利を下げざるをえなくなりました。
貸金業者の対応速度によって過払い金の発生の有り無しは変わりますが、ひとつの目安として2010年より前に貸金業者へ借金をしている」人は過払い金があるか確認してみるべきです。
実際に過払い金を請求するときは個人でやると十分な過払い金が取り戻せないことがあるので、過払い金請求は弁護士や司法書士といった専門家にお願いすべきものだと思っておくと手続きがスムーズです。
自分で過払い金請求をする場合の流れと費用
貸金業者か信用情報機関へ、借り入れをした日を確認します。
貸金業者から取り寄せる取引履歴は1社あたり1,000円程度かかります。
過払い金の発生金額を知るには引き直し計算が必要です。
インターネットで過払い金の専用計算ソフトもありますが、知識があまりない人が行うと間違うこともあります。
間違った計算で過払い金を請求すると貸金業者に断る理由を与えてしまうので注意が必要です。
ここが落とし穴!
過払い金の計算は自分でやるのは難しいので、計算不備で取り戻し金額0円ということにならないよう、不安な人は専門家にお任せしましょう。
貸金業者に「過払い金返還請求書」と「引き直し計算書」の2種類を内容証明郵便で送ります。内容証明郵便代は1社あたり1,500円程度です。
貸金業者と話し合いをして、よりよい条件で取り戻しができるよう交渉をします。過払い金の請求者が年々増えているので、貸金業者も支払う金額を少しでも減らそうと躍起になっています。言いなりで和解すると過払い金が減ったり返還が遅くなることがあります。
ここが落とし穴!
借金を0円にする和解を貸金業者が持ちかけてきたら注意しましょう。高確率で高額な過払い金が発生している可能性があります。
貸金業者と思ったような和解ができない時は裁判となります。裁判をした方がより多くの過払い金を取り戻せることが多いですが、費用が実費でかかります。
過払い金の請求金額が100万円以下なら最大16,600円程度で、請求金額が100万1円~500万円以下なら最大36,600円程度です。
貸金業者から個人が指定した口座に過払い金が入金されます。
過払い金請求は専門家に依頼する
過払い金請求は実績のある専門家に依頼することで時間のロスが少なくてすみます。また、貸金業者によっては専門家以外は相手にしないので交渉終了までに莫大な時間かかかったというのはよくある話です。
個人は相手にしてくれない業者を相手取ると時間ばかりかかってしまいます。
専門家に依頼すると裁判(訴訟)をする時に代理人として出席してもらうことが可能なので、仕事を休めないという人こそ専門家に相談すべきです。
弁護士や司法書士はそれぞれに分野が異なります。専門家の中でも過払い金請求に慣れている弁護士や司法書士に依頼しましょう。必要書類の準備から和解、裁判、入金までスムーズに進みます。入金は1週間~10日ほどと自分で請求する時よりもだいぶ早いのがメリットです。
過払い金請求を事務所に依頼すると任せられること
過払い金請求を弁護士や司法書士といった専門家の事務所に依頼するとほぼ全てのことがお任せできます。入金期間も圧倒的に自分でやるより早いので、まずは相談してみるべきです。
項目 | 自分でおこなう | 事務所でおこなう |
---|---|---|
引き直し計算 | 計算する(+調べる時間が必要) | お任せできる |
請求の書類作成 | 作成する(+調べる時間が必要) | お任せできる |
請求資料の郵送準備 | 準備した上に郵送もしなくてはいけない | お任せできる |
任意交渉 | 交渉に要時間と応じてもらえないリスクもある | お任せできる |
裁判(訴訟)の準備と手続き | 実作業に調べる時間も必要 | お任せできる |
裁判(訴訟)の出廷 | 仕事を休まなくてはいけない | お任せできる |
入金期間の目安 | 2か月~4か月 | 1週間~10日 |